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鉄道模型のメーカー (国内メーカー)

鉄道模型には、完成品キット(組み立て式)があります。

完成品の鉄道模型には一部のパーツを購入者が取り付けるものもありますが工作量は至って微量です。

一方、「キット」形式の鉄道模型は、組み立ての難易度は製品により、かなりばらつきがあります。ボディーが塗装済みで部品点数の少ないプラモデル感覚で組み立てられるものもあれば、プラスチック製で組み立ては比較的簡単だが塗装は購入者が行うもの、金属製ボディーで組み立てに半田付けが必要なものなど…です。

以下は、鉄道模型入門者の方がお世話になる完成品鉄道模型を発売しているメーカーです。

Nゲージ鉄道模型のメーカー

メーカー
(リンク)
解説 カタログ
KATO
(カトー)
車両から線路まで発売する鉄道模型総合メーカー。1965年、日本で最初(世界最初の本格的Nゲージという考察もあり)にNゲージ鉄道模型を発売した老舗(当時のブランド名は関水金属)。鉄道模型専業で高品質の製品を世に送り出し、鉄道模型ファンに根強い人気と信頼がある。製品は国鉄・JRの車両が多い。外国形の車両も製品化して輸出し高い評価を得ている(国内販売もあり)。
なお、同社のカタログは、全製品を掲載する方式から、生産した製品を掲載する方式に仕様変更され薄く低価格になり、年々カタログの厚みが増して価格も上昇しているTOMIXとは対照的である。
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KATO 25-000 KATO N・HOゲージ鉄道模型カタログ2011 1,260 円
TOMIX
(トミックス)
車両から線路まで発売する鉄道模型総合メーカー。玩具メーカー「タカラトミー」の子会社ブランド。いち早く鉄道模型のシステム化に踏み切り、鉄道模型を分かりやすく誰でも手軽に楽しめるようにした功労者的存在。製品は国鉄・JRの車両が多く、JRのご当地カラー車両の製品化にも積極的。
TOMIX 7032 トミックス総合ガイド(2010-2011カタログ)
定価1,890 円
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マイクロエース
(MICRO ACE)
車両主体のメーカー。元はプラモデルのメーカーだったが、現在は鉄道模型に主軸を移す。1990年代中盤より、怒涛の勢いで鉄道模型車両を発売。鉄道ファン・マニア向けのマイナーな車両も積極的に製品化。国鉄・JR・私鉄の車両が充実。 iconicon
グリーンマックス
(GREENMAX)
キット(組み立て式)車両・建物主体のメーカー。キットは購入者が塗装せねばならなかったが、近来「塗装済みキット」なる部品点数の少ないプラモデル感覚で組み立てられるキットも発売。大手私鉄の電車が充実している。完成品車両も発売するが高価。 iconicon
MODEMO
(モデモ)
プラモデルメーカー「ハセガワ(hasegawa)」の鉄道模型ブランド。路面電車(都電など)、小型電車(江ノ電、箱根登山鉄道など)を中心に発売。特定の会社の全車種を販売するようなラインアップ(江ノ島電鉄、箱根登山鉄道、東急世田谷線など)。
河合商会 貨車と情景ジオラマ用の素材を発売。貨車は国鉄の旧式の車両をかなり多く発売しており、鉄道貨物輸送の全盛時代の再現に貢献。明治時代の蒸気機関車「B6」も発売。
津川洋行 軽便鉄道車両と、情景ジオラマ用素材のメーカー。軽便鉄道はNゲージと同じレール幅9mmの線路を走らせるが縮尺としてはHOゲージ。

HOゲージ鉄道模型のメーカー

メーカー
(リンク)
解説 カタログ
エンドウ HOゲージ鉄道模型メーカーの雄で総合メーカー。車両も線路も種類が多い。しかし車両は金属製で、Nゲージ鉄道模型やプラスチック製HOゲージに比べて極めて高価。
KATO
(カトー)
Nゲージ鉄道模型メーカーの雄である一方、HOゲージも発売。線路も発売しており、HOゲージ鉄道模型入門者向き。Nゲージには及ばないものの、HOゲージでも車種は微増傾向。車両はプラスチック製でHOゲージにしては低価格。 iconicon
TOMIX
(トミックス)
Nゲージ鉄道模型メーカーの雄である一方、HOゲージも発売。HOゲージへの進出は比較的最近なものの、車種ではKATOを追い抜く勢い。車両はプラスチック製で、HOゲージにしては低価格だがKATOよりは高め。 iconicon

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