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鉄道模型入門セットを買いましょう

どのメーカーの製品で鉄道模型に入門するか

どのメーカーの入門セットで鉄道模型に入門するかで、どんな線路を敷けるか、どんな駅・プラットホームに列車を停車させることができるかが決まってしまいます。

鉄道模型をゼロから始められる方(且つ鉄道ファンでない方)にとっては、分厚い鉄道模型のカタログを読破するのは少し大変かもしれません。そこで私なりに鉄道模型入門セットを発売しているメーカーのポイントを述べさせて戴きます。(もちろんカタログを読んだほうがよいです。あくまで「さわり」程度という事です)

Nゲージ鉄道模型に入門する場合

メーカー 解説 カタログ
KATO
(カトー)
TOMIX製に比べて線路の砂利が厚めに表現されていて実感的です。TOMIX製よりゆるく分岐するポイント線路もあります。しかし、直線線路の長さやカーブの半径がきりの悪い数字ですので、慣れるまで少し面倒です。

線路に電気を流すために専用の線路が必要で、レイアウトプランを組む時に少し面倒ですが、電源プラグが線路上に見えないため実感的です。

プレート線路と称する製品は、線路と周辺の地面が一体になって表現されています。これに「ジオタウン」という道路と空き地が表現されたタイル状のプレートを連結し、同社製のジオラマ用建物(ストラクチャー)を配置すれば、簡単に街の情景ジオラマが再現できます。ただし、カーブ区間には対応していないのと、ジオタウン対応の駅施設は割高です。

NEW
2007年、Tomixに続き、KATOも「コンクリート製枕木」の複線線路を発売しました。カーブ線路には実物同様にカント(車両にかかる遠心力を軽減するために、2本のレールの間に付けられた高低差)が再現され、車体をカーブ内側に傾けながら走る、迫力ある走行シーンが楽しめます。

コントローラーは、高性能かつ低廉な製品があり、路線の複線化も容易です。国鉄電車の運転台を模した高級品もあります。低速時でも車両のライト類が一定の明るさで点灯するコントローラーもあります。次世代の鉄道模型コントローラー「DCC」にメーカーをあげて対応しています。
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TOMIX
(トミックス)
線路は高度にシステム化されています。種類が非常に豊富ですが、通過できる車種が限定される線路もあります。線路の砂利は薄めに表現してあり、これは複線を作るときに、線路を3本並べて、真ん中の1本を取り除けば複線間隔が簡単に得られるためです。
直線線路の長さやカーブの半径がきりのよい数字で、覚えやすいのも特長です。
鉄道模型の線路が頑なに「木製枕木」にこだわる中で、同社の「複線線路」は現代的な「コンクリート製枕木」の実感的な製品をラインアップしており、現代の鉄道を再現するには最も打ってつけと思われます。
簡単に路面電車を再現できる軌道(線路に被せるパーツ)や電停も発売しています。

線路に電気を流す配線は、ほとんどの線路にコネクターを挿し込むことができ、レイアウトプランが組みやすいです。

コントローラーは、中クラス以上で停車時でも車両のライト類が消灯しない「常点灯システム」に対応しています(トミックス製車両のみ対応)。2点間を自動的に往復させる事などができる自動運転システムもあります。超高級コントローラーは、JRの運転台を模して、操作に応じてリアルな効果音が鳴ります。

信号機の種類は非常に充実していて、KATOを圧倒しています。
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HOゲージ鉄道模型に入門する場合
※HOゲージには車両・線路・コントローラーが入っている
入門セットはありません。

メーカー 解説 カタログ
エンドウ 線路の種類が豊富です。高架線や鉄橋もあります。しかし、外観は枕木と砂利が同じ色のため、リアルとはいえません。コントローラーも、HOゲージ鉄道模型用で、高価です。
KATO
(カトー)
線路はNゲージと同じデザインで、リアルです。基本的な曲線や分岐レール(ポイント)を発売しています。コントローラーはNゲージ用のものが使えますが、出力が小さいタイプは列車が長い場合はパワー不足となります。 iconicon

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