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鉄道模型の線路を買い足すには

 TOMIX製Nゲージ用線路

線路は、鉄道模型メーカー間で互換性がまったくありません。鉄道模型に入門したメーカーの線路を買う必要があります。

●線路を単品で購入する

単品といっても、数本のセットで売られている場合もあります。たとえば直線線路なら、2本セットを1つ購入すれば、単純に小判型の運転場(鉄道模型レイアウト)を拡張できます(上底と下底に1本ずつ仕様)。長い列車を走らせる場合は、直線区間をうんと長く取ると(例えば直線レール10本分など)見栄えがします。逆に短い編成の場合は、直線区間が長いと間延びした印象になります。お座敷に線路を敷く場合、直線の長さは「列車全体が直線に収まるプラス・アルファ」が良いと思われます。

カーブ線路を購入する場合は、カーブの半径と、何本で円になるのかに注意します。小〜中学レベルの数学(図形など)ができれば、線路配置が単純な運転場(鉄道模型レイアウト)であれば、専用ソフトを使わずとも設計できます。

●線路セットを購入する(Nゲージ鉄道模型)

線路セットは、多くの人が鉄道模型の運転を楽しめる線路配置にするために、レールを組み合わせて発売されています。どんな線路配置にしようか決まらない時に役立ちます。各社の鉄道模型カタログには様々な線路配置プランが載っています。KATO、TOMIXの両社が出しているセットは以下の通りです。

待避線セット
入門セットと組み合わせて、本線から弓状に分岐して平行し、再び本線に合流する待避線を作るセットです。2本の分岐レール(ポイント)を含みます。そのままで信号所に見立てる事も出来ますし、複線部分は別売のプラットホームを置けて、駅を設ける事も簡単です。行き止まりの引き込み線を作るときにも役立ち、いろいろと楽しめます。
複線化セット
入門セットと組み合わせて、線路を複線にします。複線間を行き来できる X 形の両渡り分岐レール(シーサスポイント)が入っています。これだけでは面白みに欠けるので、前述の待避線セットと組み合わせて、車庫や引込み線も再現したいものです。※このセットのように、複線を分岐線路(ポイント)によって行き来させる線路配置は、線路・コントローラの電気配線が少し複雑になります。電気配線を間違うと鉄道模型の故障や損焼に繋がりますので、鉄道模型カタログや説明書をよく読んでから導入に踏み切りましょう。
← 左のような線路の場合、配線が複雑になります。
立体交差セット
入門セットと組み合わせて、立体交差する線路配置を作ります。線路が交差する部分には、鉄骨がジグザグに線路を覆う「トラス鉄橋」が入っており、運転場(鉄道模型レイアウト)の見せ場となります。ただし、線路に高低差ができるので、長い列車(9両以上など)を走らせるときは、モーター付き車両を2両繋がなければスピードダウンします。
複線高架線セット(スラブ軌道セット)
新幹線などに使われている枕木と砂利がない線路「スラブ軌道」のセットで、全線高架・複線です。カーブの半径も緩く新幹線や新型電車の運転に似合います。高架橋自体が風景となり、お座敷に引いた線路でも鉄道模型をリアルに引き立ててくれます。このセットにコントローラーと車両を買うことでも鉄道模型に入門できます。

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