鉄道模型入門堂 > お座敷レイアウトの鉄道模型を実感的なスピードで運転する方法

お座敷レイアウトの鉄道模型を

実感的なスピードで運転する方法

線路の周囲にジオラマ情景の無い「お座敷レイアウト」では、鉄道模型はとかくスピードを出して運転しがちです。前に「継ぎ目の音を聞きながらスピードを調節することで、実感的な速度で鉄道模型を走らせることができます…」と書きました。しかし、レールの隙間を空けて運転する事に何らかのリスクが伴わないとは言い切れません。そこでレールの隙間を作らずに「ガタン・ゴトン」の音を予測する方法をご紹介します。

●レールの隙間を作らずに「ガタン・ゴトン」の音を予測する方法

■ 電車から「ガタン・ゴトン」という音が発生する仕組み

前にも書きましたとおり、電車の走行中に聞かれる「ガタン・ゴトン」という音は、レールの継ぎ目を車輪が渡ったときに発生します。「ガタン・ゴトン」という音の発生には以下の法則性があります。

まず、なぜ「ガタン」や「ゴトン」といった音がするかと言いますと、鉄道の車輪は2軸が組になって台車によって車両に取り付けられています。台車には車輪が2軸付いていますから、レールの継ぎ目を踏んだときに「ガタン」という連続音になります。

 

連結部分では台車同士の間隔が狭くなります。ですから、「ガタン・ゴトン」と連続して聞こえます。

電車の擬音では「ガタン・ゴトン・・・ガタン・ゴトン・・・」と、「・・・」部分の音の間隔が空くわけですが、これは車両の真ん中は台車同士の距離が遠いためです。

もし4両編成の電車なら継ぎ目の音は「ガタン・・・ガタン・ゴトン・・・ガタン・ゴトン・・・ガタン・ゴトン・・・ガタン」となるわけです。

■ 鉄道模型の走行中に「ガタン・ゴトン」の音を想像する

すなわち列車の連結部分が通過したときに「ガタン・ゴトン」という音が鳴るわけです。これを目安に、鉄道模型がある地点を通過したときに、頭の中で「ガタン・ゴトン」と言ってみます。この先は個人の感覚の話になりますが、頭の中で言った「ガタン・ゴトン」が好みの間隔になるように、鉄道模型の速度を調整します。


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