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■ 車体に書かれている「クハ」「モハ」「サハ」の意味は?JRや一部の私鉄(西武鉄道など)の車両には、形式の前に「クハ」「モハ」「サハ」などのカタカナの記号が書かれています。その意味は以下の通りです。
よって、車体の記号に「モ」が付いていない車両=モーターが付いていない車両は騒音が小さいのです。ですから、車中で音楽を聴きたい方は「モ」の付いていない車両(クハ、サハ)に乗ると良いでしょう。この頃の電車は、モーター付きの車両であっても昔の電車に比べて騒音が小さいので、ヘッドホンの音量は控えめにしましょう。 電車に興味が湧いてきたら、モーター音を存分に聞ける記号に「モ」のついている車両に乗ってみましょう(形式が違うと、モーター音も違う場合がありますので、楽しめるかもしれません)。
JR中央総武各駅停車では、黄帯のE231系電車が使用されていますが、上の図を見るとE231系電車なのに、例えば「モハE230形」「クハE230形」というのが連結されています。これは、同じ系列だけれども、搭載している機器が違う等の理由で、その車両は系列名より1引いた数を形式としています。 なお、JR東日本の新しい電車には形式名の前に「E」が付きます(例:E231系など)。これはJR東日本(JR EAST)の「E」です。 ■ 私鉄電車の形式名の法則はJRより複雑?JRと同じように「クハ」「モハ」「サハ」と付けている私鉄もありますが、私鉄の場合は、各社各様に定めた法則に則り形式を定めています。 モハの代わりにデハと付けたり、モ○○形やク××形と、ハを省いたりしています。車体にはカタカナ記号部分を表示しない鉄道会社もあります。 あるいは、クハ、モハ、デハといったカタカナ記号を付けていない鉄道会社もあります。そういう場合は、形式の数字のみで車両の役割を区別するので、さらに複雑になってきます。1社だけを覚えるなら、それ程でもないのですが、鉄道会社の数だけ法則があるので、全てをマスターするのは、なかなか大変かもしれません。 私鉄電車の場合は、鉄道図鑑を参考にするか、鉄道に詳しい方に聞かないと分かりづらいかもしれません。 ■ 電車の形式では、「○○系」と呼ぶ場合と、「○○形」と呼ぶ場合がありますが・・・「○○系」と呼ぶ場合は大きな分類で、「○○形」と呼ぶ場合は細かな分類を指します。 例えば上表の「クハE231形」も「モハE230形」も、E231系に属します。 鉄道会社によっては、電車の形式を「○○系」と呼ばずに、全て「○○形」と付けている会社もあります。 さあ、あなたも奥深い鉄道ファン・電車ファンの世界へ… |
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