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形式と製造番号は車内の端(連結部分の壁)にも書かれています。車両の製造年と製造工場名も書かれています。「JR東日本 新津車両製作所 平成17年 」とあります。JR東日本の車両工場は新潟県の新津市にあります。

JR東日本 山手線E231系電車(2)

■ 電車の形式−製造番号の「番台区分」

上記のJR山手線電車写真の場合、「クハE231−547」と書かれていますので、E231系電車のクハE231形547番目に製造された車両…と解釈したくなります。ところが上写真の山手線の場合は違います。正しくは、「クハE231形の500番台の47両目に製造された車両となります。

これは「番台区分」といい、同じ形式で通しナンバーを振ってしまうと鉄道会社が不便を蒙る等の理由で同じ形式の車両を区別させる方法です。番台区分のある電車の場合、0から製造番号がふられている車両は0番台とか基本番台と呼びます。例えばE231系500番台(山手線車両)の場合、鉄道雑誌や鉄道模型カタログではE231500などと表記することもあります。

 中には、外見が全く違う車両なのに番台区分が違うだけで同じ形式を名乗る車両もあります。例えば下の写真の例です。左側の電車はレトロな鋼鉄製、右側の電車は近代的なステンレス製で、一見違う形式の電車に見えますが、実は番台区分が違うだけで、どちらも同じ415系を名乗っています。見た目がだいぶ違っても、機器に共通点がある事からの措置です。

  
415系 JR常磐線で運行(2007年3月まで) 415系1500番台 JR常磐線で運行
上の鉄道写真2点は「日本の旅・鉄道見聞録」様の写真を使用させて頂いております。

さあ、あなたも奥深い鉄道ファン・電車ファンの世界へ…




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