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「電車運転ゲーム」を

運転を楽しみながら攻略する方法

電車運転ゲームは、効率よく全線走破する事だけを目的にプレイしたのでは面白くありません。イロイロと決め事・制約事項の多い電車の運転を、むしろ楽しみましょう。

■何度もプレーして、自己流「虎の巻」を作りましょう。

これは実際の運転士さんもされていることのようです。路線のどこに急カーブがあり低速の速度制限がある、ここには急な下り坂があるので速度の出しすぎに注意…などをメモしておきます。もっとも最近の電車運転ゲームでは、ナビゲーションが充実していますが(「間もなく速度制限があります」等の表示が画面に出る)、全てをカバーしきれるとは限りません。

■経済運転・・・加速・減速の少ないなめらかな運転

自動車のエコドライブ=経済運転というのが最近言われていますが、電車の場合は当たり前に行われていました。
例えばA駅の次に停まるB駅の構内が60km/h制限であり、その手前に上り坂があるとします。A駅を出て80km/hまで加速してマスコンを0にすると、そのままスピードが落ちB駅の手前までに自然に60km/hまで減速する…というような事があります。C駅を出るとずっと下り坂なので、40km/hまで加速すればD駅付近では自然に速度が上がっている…なとです。そのような発見をしたら前述の「自家製虎の巻」にメモしておきましょう。
電車の経済運転には、単に省エネルギーだけでなく、加速・減速を減らすことで、乗客が車内で快適・安全に過ごせるという意味もあります。

■敢えて計器類や、残り距離表示を見ながらプレーする

電車運転ゲームをやり込み、かなり上達している人は計器類(速度計、電流計、ブレーキ圧力計など)や残り距離(停止位置までの距離表示)を見ずに運転できます。ただ、このレベルに達するには相当やり込まないと難しいでしょう。
実際の鉄道の運転士は、電車運転ゲームでは感じることのできない「G(加速度)」を感じながら運転しています。「G(加速度)」を感じられない電車運転ゲームでは、敢えてメーター類を見ることによって、「G(加速度)」を感じたとすることもできます。
ただ、実際の運転士は計器類を見なくても運転できるだけの技量が求められるので、電車運転ゲームをやりこんで、実際の運転士のレベルを目指すのもいいかもしれません(速度計を目隠して運転するという訓練があるようです)。

■だんだん、残り距離表示をみないで運転する

残り距離表示を見た状態でなら楽勝でプレーできるようになったら、今度は残り距離表示を見ないようにしてみます。実際の鉄道の運転には残り距離の表示はありません。実際の鉄道の運転士さんは、建物などを目印にブレーキのタイミングを計っているといいます。電車運転ゲームでも、ブレーキポイントを建物などで置き換えて楽しむと、より本物らしくなります。よくあるのが、鉄橋や陸橋、信号、踏み切り、ホームの先端、階段の所まで行ったらブレーキを掛ける…などです。

電車の運転士を扱った本は、電車運転ゲームの最強の「マニュアル」です。